オリーブオイルの効果、選び方と保存方法

オリーブオイル

オリーブオイルとは

オリーブオイルはその名の通りオリーブの果実から取れる油(オイル)のことです。
世の中にオイルは様々ありますが、このオリーブオイルにはとても大きな特徴があります。

非加熱

世の中のオイルのほとんどは加熱処理をします。加熱処理の中でオイルを抽出するという製法が取られています。
しかしオリーブオイルは、絞ったオリーブの果汁を放置しておくだけで、油が分離するのです。
つまり、オリーブオイルは生の油といえる生もの?なのです。

バージン・オリーブオイル

この絞った果汁から直接取ったオイルをバージン・オリーブオイルといいます。
その中でも品質の良いものをエクストラ・バージン・オリーブオイルと呼ばれます。
逆にバージン・オリーブオイルでないオイルとは、これらの果汁の搾りカスから更にオイルを搾り出したものがバージンでないオリーブオイルです。
これらはあまり食用には使われませんが、バージン・オリーブオイルと混ぜて安く売られているものもあります。
また、この搾りかすから使われる油は、石鹸などの材料にされることもあります。

オリーブオイルの効果・特性

オリーブオイルなどに含まれるのはオレイン酸。

動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らし、動脈硬化の防止に役立つ善玉コレステロール(HDLコレステロール)は減らさないという性質があります。

血中の中性脂肪やコレステロールなどの脂質を減らしたいという方にはとても有効とされています。

ただし、オリーブオイルは酸化をしますので、早めに使い切るなどするようにしましょう。

オリーブオイルは、トランス脂肪酸とは関係ない?

トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸と呼ばれる脂質の一種です。
実は、オリーブオイルのオレイン酸も不飽和脂肪酸の1つですが、不飽和脂肪酸というものにはいろいろな種類があります。

不飽和脂肪酸の1つであるリノール酸は大豆油やコーン油などに含まれています。悪玉コレステロールを減らしますが、摂りすぎると悪玉コレステロールだけでなく善玉コレステロールも減少させてしまいます。また摂りすぎは肥満につながるうえ、過酸化脂質や血栓(血のかたまり)を増やして動脈硬化を進行させたり、アレルギー症状を起こす物質の合成を増やして症状を悪化させたりするといわれています。

トランス脂肪酸=不飽和脂肪酸ではなく、また、不飽和脂肪酸がすべて悪いというわけではありません。

トランス脂肪酸は、オイルの臭いを消すときの加工処理や、オイルを固体化するときに加える窒素により発生するものです。ですから、生で固体になっていないオリーブオイルには、トランス脂肪酸の心配をすることは1つとしてありません。

→トランス脂肪酸については、トランス脂肪酸が生まれた理由:ハッピー☆サバイバルをぜひご覧ください。

オリーブオイルの偽物

実は、オリーブオイルには偽物が出回っているという話が多くあります。

オリーブオイルではなく、様々な安い油にオリーブオイルの味と香料を追加しているものです。

極端に安いオリーブオイルは少し気をつけた方が良いでしょう。

オリーブオイルの保存

オリーブオイルは生の油であるゆえ、他の油より酸化しやすい性質があります。
空気に触れるとどんどん酸化し、色が悪くなったり匂いが低減したりします。

可能な限り調理場など暑い場所には置かず、冷暗所に置き、早めに使うのが良いです。

ですので、できる限り少量を購入することで、いつでも新鮮なオリーブオイルを楽しむことができるでしょう。

楽天やamazonなどで様々なオリーブオイルが販売されています。

最近ではオーガニックのオリーブオイルなども比較的安く売られています。ぜひお試しください!

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オリーブ・オイルの基本知識、栄養と効能

(2015/06/18 update)

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