カモミール chamomile ~効能・効果、育て方

カモミール chamomile

ジャーマンカモミールとローマンカモミールがあり、ジャーマンカモミールはカミツレ属、ローマンカモミールはカモマイル属にそれぞれ属しますので、実は同属ではありません。
ローマンカモミールには、ダブルフラワー種と花をつけない園芸種のノンフラワー種があります。
花はジャーマンよりローマンの方が少し大きめで、香りが強いです。ローマンは、葉、茎、花、全てからリンゴのような香りがしますが、ジャーマンは花だけからリンゴのような香りがします。
ハーブティーなどでよく利用されるのはジャーマン種のほうです。

カモミールの効能・効果

腹痛や胃痙攣、女性の生理痛などを和らげ、胃の粘膜を修復して丈夫にし、消化機能を正常な状態に整えてくれます。
過敏性腸症候群や胃潰瘍などストレスからくる症状にもとても効果的です。
皮膚を刺激から守り、膀胱や気管支の炎症などを和らげてくれます。
カモミールティーの蒸気を吸入すると、花粉症や鼻づまりが軽くなります。
心身をリラックスさせる効果があり、夜寝る前にカモミールティーを飲むと不眠症を改善します。
貧血や冷え性を改善し、吐き気を抑えてくれます。
カモミールティーをリンスとして使用すると、髪につやを出すことができます。

カモミールの栽培

日当たりと水はけのよい土で栽培します。
ノンフラワーを芝生用に栽培する場合は、年に2~3回ほど刈り込むと良いでしょう。
高温乾燥期はハダニやアブラムシに注意し、チッソ肥料分を少なめにすると予防できます。

ジャーマン種

種まき:秋(9~10月)
植付:3月
開花:3~5月

ローマン種

植付:3月
開花:6~8月
株分けで栽培する