コンポストボックス(堆肥コンポスター)の設計図 ~木材を調達してカットする

コンポストボックス堆肥コンポスター)の大きさを決定する

制作イメージと、こだわりポイント、どこまで自分の手でやるか?という段階の次は、具体的にコンポストボックスのサイズを最終決定し、制作をしていきたいと思います。

何はともあれば、材料を決定しなければなりません。。。

でも一体、何本の木を買って、どうカットすれば良いのやら・・・・

1本1本積み上げていかなくてはなりませんね。(笑)

・・・ということで考えましょう。

そんなわけで、だいたい、50センチ四方の箱という方針になりました。

でも最終的なサイズは、木材をカットして端材などでムダがあまり出ないように作りたいので、実際の設計をしながら作ろうということになりました。

1x4材を用意してカットする

木材を買って、そしてカットはホームセンターでやったほうがキレイで正確で楽で安い!ということから、ホームセンターでカットしてもらうために木材をカットするために計算をします。

1x4材6フィートの木材から何本の木を取り出すか

今回は、1x4材を使って作ることにしました。

1x4材のサイズは、6フィート(1,829mm)の長さがベースです。

1x4材のサイズは、1.9mm x 8.9mm x 1829mm

1x4材

おおよそ50センチですから、4等分した450mmを基準に考えていくことにしました。

1x4材のサイズは、1.9mm x 8.9mm x 1829mmを4等分して450mmの木材を4本取る

1x4材を4等分して450mmの木材を4本取ることができます。

歯の厚さが約1.5~2mmほどあるとのことで、4本取るのに3カットすると、ちょうど取れるのです。

そして、450mm四方の箱をイメージしてみます。。。。少し正方形で一人で持つには大きいような気がしました。

そこで、長方形に変更します。

感覚としては300mm~350mm程度がいいなかな?ということで、

そんなことから、1x4材のサイズは、6フィート(1,829mm)を4等分ではなく5等分ほどした大きさで作ろうということにしました。

そこで、5等分すると365mm程度になることから、320mmをベースに考えることにしました。

1x4材のサイズは、1.9mm x 8.9mm x 1829mmから320mmの木材を5本取る

木材は何本必要か?

箱を作るのに木材は一体何本必要なのでしょうか。

IMG_5994-edit

これが最終形です。

1つ大きなこだわりとしては、

箱の中に凹凸がない

ということです。

歪みがでないように補強材を外側につけているのがポイントです。

ということで、正面、側面、上面からのイメージを形にしてみます。

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の正面図

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の設計(正面)

450mmに切った板が5枚で、逆側もあるので合計で10枚必要になります。

5枚での高さは、10円玉の厚さほどの隙間を空けたいので、89mmの板が5枚で450mmほどになります。

正面側は人が見える場所となるため、木の断面が見えないようにしています。

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の側面図

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の設計(側面)

320mmに切った板が5枚で、逆側もあるので合計で10枚必要になります。

同様に5枚での高さは89mmの板が5枚で450mmほどになります。

正面側は木の断面が見えないようにしているということで、断面が側面にきています。

320mmに切った木材を450mmの板が挟んでいる状態になります。

そして、歪みが起こらないように補強材を通常は箱の中に作るのですが、このコンポストボックス(堆肥コンポスター)は箱の中がメインですから、外に補強材を付けるような設計にしています。

これは中から土を出しやすくしたいということや、凹凸が多いことで土や水分がついたままという部分が増えるので、腐食などを少しでも防ぎたいということがあります。

320mmの板を1×4材が挟んでいるので、

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の側面の外寸は、19mm + 320mm + 19mm = 358mm

となります。

補強材の部分は、1×4材でなくとも大丈夫なので、1×4の半分くらいの大きさの木を見つけて、長さ450mmで4本作っておきます。

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の上面図

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の設計(上面)

上の面を見てみると、正面と側面で出来た1x4材と補強材によって、堆肥を作るための四角い空間が出来上がっています。

コンポストボックス(堆肥コンポスター)の内寸は、374mm x 320mm

となりました。

ここにフタをしますので、358mm x 450mmの板を用意します。

合板で売られている板の標準サイズは、900mm x 1,829mmが多いので、これを元にカットしてもらいます。

合板で売られている板の標準サイズは、900mm x 1,829mm

残りはいろいろなものに使えると思うので、取っておきましょう。

底面を作りたい場合にはこの合板で作るといいですね。

私は底面をナシにして、土から微生物や虫たちがコンポストボックスに入ってお仕事をしてくれるようにします。

木材の総数と必要な量は?

ここで整理します。

1箱に必要な木材は、

正面 : 450mm x 5枚 x 裏表 = 10枚
側面 : 320mm x 5枚 x 裏表 = 10枚
補強 : 450mm = 4本

です。

これが3セットですから、

正面 : 450mm  = 30枚
側面 : 320mm  = 30枚
補強 : 450mm  = 12本 

です。

1x4材6フィートからは

450mm → 4枚
320mm → 5枚

が切り出せる出るわけなので、

450mm → 30 ÷ 4枚 = 7.5本 → 8本
320mm → 30 ÷ 5枚 = 6本

合計で、14本の1x4材6フィートを買うことになります。

あとは補強材として2本、合板を1枚買えば、木材の調達は完了です。

木材のカットはやっぱりホームセンターでやってもらうのが一番

木材だけを眺めていると、自分の作りたいものには一体何本の木が必要なのか?ということが想像もできません。

また、実際買うとなって、「こんな木が14本も必要なのか!?」ということにも驚きです。

大量の木を買い、そしてホームセンターで1カット30円でカットしてもらいました。

カットされた木材

木材を家でカットするとなると、そもそも木材が長いので車に入るかどうかという問題もあります。

1カット30円ですから、安くて!早くて!正確!なわけですから、絶対にカットすることをオススメします。

さあ、木材が揃いました。

 
次は、この木材を組み立てるための部材、そして塗料を買います。

 

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