堆肥化に向くもの、向かないもの
堆肥(コンポスト)に向くものと向かないものがありますが、そんな中に、
みかんの皮を入れて失敗した
というケースが多くあります。
みかんの皮は、堆肥にならないのでしょうか?
実は、みかんの皮も良質な堆肥になります。
では、なぜみかんの皮をコンポストボックスに入れて失敗してしまうのでしょうか。
みかんの皮には、水分と油分が多いので乾燥をさせる
食べたみかんの皮をそのまま入れると、、、、やはり堆肥にはなりづらく、そのまま残っていることが多くあります。
みかんの皮には多くの水分が含まれていますし、それ以上に油分が多いのも特徴です。
ですから、みかんの皮をよく乾かすことで水分が抜けます。
乾燥させずにそのまま入れると油分があることで水分が抜けづらく、青カビなどが発生してしまうことがあるので、必ず乾燥をさせることが大切です。
乾燥したみかんの皮は、細かくしてから堆肥(コンポスト)ボックスに入れる
みかんの皮はできるだけ小さくしてから堆肥(コンポスト)ボックスに入れましょう。
これはどんな野菜くずでも同じで、分解を早く進めるためには小さくすることが鉄則です。
まずは小さく手で切ってから乾燥させたほうが早く乾燥します。
そして脱臭剤などで使う場合にも、小さいほうが袋などに入れやすいですね。
脱臭剤などで役目を終えた乾燥したみかんの皮であれば、再々利用になりますね。
そのまま手で割ってもいいですが、面倒であればミキサーなどで砕いても良いでしょう。
乾燥したみかんの皮は、堆肥(コンポスト)ボックスに少量づつ入れて土と混ぜる
みかんは冬の間に大量に出てくるので、ついつい大量に堆肥(コンポスト)ボックスに投入してしまいがちです。
できれば、脱臭剤などにどんどん利用していき、終えたものから順番に・・・・たとえば毎日少量づつ混ぜて投入していくなどすることによって、堆肥になりやすくなります。
お湯でみかんを煮て油分を出しみかん洗剤を作り、その残りを使って堆肥化を早める
みかんの皮をお湯で煮て油分を出し乾燥させることで、もっと堆肥化が早く進みます。
お湯で煮て出た油分は、みかん洗剤として様々な場所で洗剤として使えます。
(このみかん洗剤は、そのままお風呂に入れても入浴剤にもなります。)
みかん洗剤のつくりかた
1.1リットルほどの水を沸かし
2.みかんの皮を5~6個分位入れて15分煮出します。
3.みかんの皮やクズを濾して、重曹30gを入れて溶かし冷やします。
このみかんの皮やクズを乾かすことで、油分の抜けた堆肥になりやすいみかんの皮ができます。
小さくして堆肥(コンポスト)ボックスに入れていきましょう。
みかんの皮を、いろいろと利用しよう
みかんの皮は、
消臭剤
洗剤
入浴剤
堆肥
になる優れものです。
そのまま捨ててはもったいない!
この冬のみかんの皮は、再々利用して、最後に堆肥にして土に還してあげましょう。