コンポストボックス(堆肥コンポスター)は、作ること(DIY)もできる
コンポストボックス(堆肥コンポスター)はいろいろありますが、私は自作(DIY)しました。
最初は私も作ることなど考えていませんでした。
でも、コンポストボックス(堆肥コンポスター)をいろいろと探していたのですが、どうも自分にしっくりくるものがありませんでした。
そこで、いろいろなコンポストボックス(堆肥コンポスター)を参考にしつつ、自分で作る(DIY)ことに決めました。
コンポストボックス(堆肥コンポスター)を自作(DIY)した5つの理由
見た目をオシャレにしたい
私が作ったものがオシャレかと言われると微妙なところがありますが、売っている容器はオシャレのシャの字もないほど、見た目のことは考えられていないように思います。
ほとんどのコンポストボックス(堆肥コンポスター)は、丸い容器型になっています。
バケツをひっくり返したようなものです。
また色は黒系のものが多いです。
光を吸収して発酵を促進させたいということからのようですが、黒い物体は、本当の意味でゴミ箱のようです。
効率や機能性はわかりますが、わが家は玄関脇にしか置けません。
ですから、
ひっくり返したゴミ箱のようなものを見える位置に置いておきたくない
というところから作ろうと思ったのです。
(裏側だったら置いてましたが。)
堆肥の切り返しなど、手間を最小限にしたい
堆肥作りには、それなりに手間がかかります。
とはいっても、生ゴミを入れる一瞬のことではありますが、それでも毎日する作業です。
加えて、発酵を促進させるために、切り返しという、空気を入れる作業があります。
高額なコンポストボックス(堆肥コンポスター)には、容器を回転させる機能がついているものがありますが、あまりそういうギミックは使いたくありません。
毎日回転させる必要はありませんので。
そこで私は、いろいろな本を見た結果、箱を3つほど用意して切り返していく方法が良いと考えました。
どうしても1つのコンポストボックス(堆肥コンポスター)では、堆肥が一杯になってしまったらそれをどこかに移動させる必要が出てきます。
ですから最低でも2つ以上必要なわけです。
巨大なコンポストボックス(堆肥コンポスター)もありますが、見た目も悪いですし、下から取り出せるようになっていたとしても、やはり取り出し口の手前だけが減っていくような構造になっています。
ということで、3つの箱を順番に入れ替えていくことで、上下が逆になり切り返しによって空気が入ります。
1箱を1ヶ月ほどの生ゴミで一杯になれば、1ヶ月毎に切り返しを行って3ヶ月で使えるようになる、というのが利用です。
コンポストボックス(堆肥コンポスター)は高い
私がイメージしていたのは、1つ5000円以内です。
先に書いたように私は3つ欲しいので、15000円になってしまいます。
木製のコンポストボックス(堆肥コンポスター)も売っていますが、1個1万円~1万5000円ほどです。
プレスチックのものでも5000円程度、大型だと1万円程度、回転式だと・・・・そんな高額なコンポストボックス(堆肥コンポスター)は、元がとれないかもしれません。
屋外で過酷な条件にさらされるので、5年もすれば買い換えになると考えておいたほうが良いでしょう。
そんなわけで、消耗品としてのコンポストボックス(堆肥コンポスター)は、1つ5000以内と決めました。
コンポストボックス(堆肥コンポスター)はランニング費用がかかる
ダンボールコンポストも、一般で売られているコンポストボックス(堆肥コンポスター)も、多くのものは「コンポストの素」と呼ばれる発酵や分解がされやすい土を買い、そこに発酵促進剤を入れて堆肥の時間を短縮させるというものです。
ちょっとウガった見方をすれば、プリンターを買ってトナーを買わされるように、メーカーはランニングコストで儲ける構造になっているように感じます。
なぜなら、コンポストの素の値段は、堆肥の値段とさほど変わらないからです。
それであれば、堆肥を買った方が手間も省けて、良質な堆肥が手に入ります。
ですから、コンポストの素を買い続けるのは少し疑問が湧きます。
発酵や分解が遅い寒い季節はともかく、できるだけランニングコストがかからないコンポストボックス(堆肥コンポスター)を目指そうと思いました。
コンポストボックス(堆肥コンポスター)自体ももゴミにならないようにする
プラスチック製のものは、それなりに使い勝手が良いと思います。
しかし、それらが壊れたり時間と共に劣化すれば、ゴミと化します。
そもそも、生ゴミを肥料にしよう、再生しようという意識から始まっているにもかかわらず、最後にゴミになってしまうような容器を買いたいとは思いませんでした。
ですから、買っても木製のものを・・・とは思っていました。
ただ、ある木製のものは耐久性を高めるために、フタがガルバリウム鋼板になっていたり、かといってあるものは檜で作られていて無塗装だったので、耐久性が低すぎるものもありました。
また、自分が思い描く使い勝手でなかったということもあります。
フタの部分が蝶つがいのように繋がっているものではなく、全部が取れるような単なる「フタ」のものが欲しかったというのもありますし、底面が全くないタイプも求めていました。
そんな「イメージ」に合うコンポストボックスは、残念ながら1つもありませんでした。
こだわりの自作(DIY)堆肥コンポストボックス
こういったことから、私が理想とするコンポストボックスはこんな感じになります。
- 少なくとも5年ほど耐久すれば良い
- 最終的に地球に帰るような木製
- 壊れたら一部を作り直せば使えるような構造
- 椅子になるような大きさで、切り返しが容易
- 見た目が、オシャレというほどでもないけれど、ゴミ箱風じゃないもの
- 見た目がいかにもコンポストボックスでなく景観が損なわれないもの
- 箱の内側に凹凸がないもの
- 箱の底がなく、土の地面が利用できるもの
などなど・・・
そして、友人のアドバイスを受けつつ・・・・1日で3つまとめて作ったのでした!
つづく コンポストボックス(堆肥コンポスター)の設計図 ~木材を調達してカットする