見えている大きな葉を収穫していると、収穫量が減る
シソ(大葉)を毎日20〜30枚ほど収穫をして、自宅で野菜ジュースを飲んでいます。
全部で15本ほどの苗から大きな葉を順番に摂ってジュースに使っていますが、この葉の収穫のしかたによって、収穫量が変わってきます。
シソ(大葉)は、風通しの良さが重要です。
風通しが悪いことで、
病害虫の原因になって、食べられる葉が少なくなります。
また、小さい葉ばかりが増えてしまいます。
ですから、葉を収穫する時にも、どこからどのように収穫をしていくと良いかを考えていくのが大切です。
収穫というより、選定をしているつもりで
風通しの良さが重要なので、できるだけ葉が少ない方が良いです。
特に、苗の根元に近い方が大切です。
雨などが降ると土に水が吸収され、その水分が蒸発します。
蒸発した水分が苗の葉の間にも溜まっていきますので、この水分がカビなどの原因となります。
従って、風通しをよくするために、
収穫というより、選定をしているつもりで葉を採る
よう心がけることで、風通しが良くなります。
収穫のポイント
まずは、根元の葉をできるだけ採っていきます。
もし食べられない葉があれば、どんどん取っていきましょう。
こんな風に根元が覆われていると、風が通らず、湿気が籠もってしまいます。
ですから、赤線のようにカットしてあげるのがベストです。
こんな風に、スッキリとしました。
こうすることで、根元に風が通りますし、土から蒸発した水蒸気は逃げていきます。
また、根元を通る風が葉の上にある空気にも影響するので、全体として風通しが良くなるのです。
また、上側から見た時に、苗の内側を空いてあげることもポイントです。
摘芯などをすると、葉が広がりますが、このことによって風が抜けにくくなります。
従って、打ち側をできるだけ空洞化させていくことで、湿気を籠もらせにくくします。
赤線から内側の小さな葉もできるだけ採って、地面が少し見える位にまで葉を少なくします。
このことで、籠もった温かい空気は上昇し抜けていきますので、湿気も籠もりにくくなります。
葉を採る時には、
収穫ではなく選定
を意識して、できるだけ風通しをよくすることを心がけてください。
ネットを張ったり、マルチを敷いている人は特に意識をしよう
ネットを張れば防虫対策は完了!?ではありません。
もちろん大きなバッタなどは防げますが、虫というのはバッタだけではありません。
また、マルチをすることで土の水分を保つことができますが、その分だけ土から水分が上昇し湿度を高めることにもなります。
ですから、ネットやマルチを張っている人は、特に要注意が必要です。