コンポストボックス(堆肥コンポスター)のイメージ
コンポストボックス(堆肥コンポスター)にはいろいろありますが、コンポストボックス(堆肥コンポスター)を自作(DIY)すると決めてから、いろいろなコンポストボックス(堆肥コンポスター)を見てイメージを膨らませました。
こだわりの自作(DIY)堆肥コンポストボックスのイメージはこんな感じになります。
- 少なくとも5年ほど耐久すれば良い
- 最終的に地球に帰るような木製
- 壊れたら一部を作り直せば使えるような構造
- 椅子になるような大きさで、切り返しが容易
- 見た目が、オシャレというほどでもないけれど、ゴミ箱風じゃないもの
- 見た目がいかにもコンポストボックスでなく景観が損なわれないもの
- 箱の内側に凹凸がないもの
- 箱の底がなく、土の地面が利用できるもの
どうでしょう?
これが完成して使っているものです。
ここに至るまでの過程をいろいろと書いていきたいと思います。
木工職人にアドバイスをもらう
ツクワカ(つくるとわかる)を主催するヨシオくんに相談をしました。
コンポストボックス(堆肥コンポスター)を木で作りたいんだけど、どう作るのがいい?
彼からのアドバイスとしてはこんな感じでした。
- 1×4材を使うと作りやすい
- 塗装は自然のものがある
- 天板はベニアで既に塗装してあるものが耐久性がある
1×4材という存在すら始めて聞く言葉だったのですが、見てみるととても使い回しの良さそうな木が安価に売られていることに驚きました。
そして、耐久年数が数年であれば多少の塗装をすれば保つということだったので、何かしらの塗装をすることにしましたが、やはりオーガニックにこだわろうと。
天板が一番心配でしたが、どうしてもトタンや鉄系ものは嫌だったので、ベニアに塗装がされているものを選びました。
全部ホームセンターで簡単に手に入るとのことで、早速作ろうということに。
どこまでを自分でやって、どこまでを任せるか
ホームセンターの資材コーナーに行くと、あまりにも大きな木材に圧倒されてしまいます。
こんなものを自分は扱えない・・・
でも、ヨシオくんと一緒に行くことで少し心強く、木を選んでもらうことにしました。
そして次のアドバイスは、
- カットはホームセンターでやってもらったほうが早くて綺麗で安い
- どうせつくるなら1つも3つも変わらない
ということです。
なんと1カット30円という破格値で、精密に切ってくれます。
しかも、まとめてカットでも1カットなので、1本を5つに切ると150円だけれど、5本を1カットすると30円だったりします。
面白いですよね。
そんなわけで、カットはお願いすることにしました。
そして、1つも3つも作るなら一緒ということだったので、3つ分の資材を調達することにしました。
欲しいコンポストボックス(堆肥コンポスター)はどのような大きさなのか
ヨシオくん曰く、
準備が何より大切。設計図がなければ作れない。
とのことで、設計図を描いてみることに。
とはいっても、実際の大きさがよくわからないこともあり、ホームセンターで同じような大きさのものを見つけてはイメージして店内を周回していました。(怪しい人)
大きさなどをイメージしたりしつつ、
だいたい、50センチ四方の箱
ということになりました。
これにはいくつかの理由があります。
- ショベルが入る大きさ(だいたい35~40センチくらい)
- 切り返しに苦労しない(あまり多いと土が重たいし辛い)
- 座れる大きさで、存在感が大きくない
一般的にミカン箱を横にしたような大きさですね。
木材をどう切っていくかは、まるでパズル
最終的に50センチくらいとしたのには理由があります。
売っている木材にも規定の寸法があります。
だいたい、1820センチのものが多いので、それをどのように切るとムダがなく効率的かということも考える必要があります。
1820センチですから、50センチの木を作ろうとすると3本です。
でも、4本取ろうと思ったら45センチほどにすれば良いわけです。
加えて、切断機の歯の厚みというものがあり、だいたい1.5~2ミリメートルとのことなので、その部分は切断する数によって長さが短くなるわけです。
だいたい50センチで見積もっておき、最終的に45センチとしました。
これであれば、全くムダがなく1本の1x4材から4本の木材が切り出せることになるからです。
本格的にコンポストボックス(堆肥コンポスター)を設計する
理想とした大きさをキッチリ決めすぎると、やはり木材の切り方でムダが出てしまい、その分のコストも上がってしまいます。
ですから、ある規定のサイズからどのように作っていくのかということも、1つのポイントです。
そんなわけで、縦横がだいたい45センチ、高さが50センチほどのボックスを作るということに決定しました。
あとは私の拘り部分をどのように反映していくのか、本格的に設計をする段階になってきました。