道具は最低限で作る
何かモノを作るという時、どのレベルから始めるのかということで道具が変わってきます。
木工なので、木を切るところから始める・・・とするならば、チェーンソーから必要になってきます。
でも今回は、道具は最低限のものでいきたいということもあり、木材カットはホームセンターでやってもらうなどしています。
やっぱり刃物は、高価だし、危険を伴いますし、何度も使うかわからないし、その上正確に切るのが難しいので、大きめのものはカットしてもらい、小さいものはノコギリなどを使うのがいいかもしれません。
実際に組み立ててみないとカットできないようなものは現場でカットしたいので、小さくてもハンドのノコギリは合った方が良いということになります。
こんな風に、必要な道具は最低限に留め、それでも必要なものを揃えられたらと思います。
組み立てる
カットした木材を組み立てる工程に入る前に、組み立てるための部材や道具を揃えます。
ここでは、コンポストボックスだけを作るための道具というよりも、何かしら少し木工をする時にあったら便利で手軽なものにしています。
木ネジ
組み立てるためには、ネジなり釘なりが必要です。
ネジもピンキリですが、今回は雨ざらしということもあり、ステンレスの木ねじを選びました。
長さは25mm~30mmほどのもの。
1×4材の厚さが19mmなので、1×4材同士を接続するためにも、貫通して数ミリは繋がっている必要があります。
太さは好き好きですが、このくらいの木工だと、細いと締めやすく、太いと締めにくい・・・くらいな感じです。
ネジの数は・・・
側面の1×4材1枚の固定が4本、
これが4面あるのでなので16本、
1×4材5段分なので1箱あたり80本、
3箱作るので240本・・・かなり使うんですね~
まあ、300本くらいのものを買えば良いですね。
木ネジの形は皿頭と呼ばれるもので、ネジを締めた時にネジが飛び出ないような構造になっているものです。
木ネジを締める電動ドライバー
ネジを使うには、ドライバーが必要ですが、ネジの数が多いので電動ドライバーは必須です。
また、電動ドライバーの変わりに、電動ドライバードリルを使うという方法もありますが、ドリルは逆回転できないことも多いので、間違って締めたネジを外すという時には逆回転ができるものがあったほうが良いです。
電動ドライバードリル
ドリルで下穴を開けてから木ねじを締めないと、木ねじが無理矢理木をこじ開けていくことになるので、割れるなどが起こる可能性があります。
ですから、木ねじの前に必ず下穴を開けておくようにしましょう。
電動ドリルのない時代はキリ(桐)で穴を開けていたのですが・・・ネジ穴を開けるためには電動ドライバードリルが必要です。
安くても全く問題ありませんので、やっぱりあったほうがいいですね。
ドリルの刃、皿取錐(さらとりきり)★超便利
木ねじの下穴を開けるために、電動ドリルの刃を買う必要があるのですが、この刃もピンキリです。
100円ショップでも売っているくらいです。
そして、この下穴を開けた際に、木ねじの皿頭を埋めて突起が出ないようにするためには、皿頭の部分を再度ドリルで削ってあげる必要があります。
1つの穴に2回ドリルで作業する・・・ドリルの刃を交換するなども含めて、ちょっと手間です。
なんせ、、、
270本もネジを締めるわけですから、
270本の下穴を開けて、その上、皿頭の凹みを作るのであれば
540回もドリルを回すことになるわけです。
そこで便利グッズとして
皿取錐(さらとりきり)と呼ばれる、下穴を開けつつ皿頭を作ってくれるドリルの刃というものが存在する
わけです。
これだと1回の下穴で皿頭の部分まで削ってくれるので、超便利です。
ツーバイフォー(2×4)定規 ★超便利
下穴をどの位置に開けるのか?
できれば木材の寸法を測ってあらかじめ印を付けておきたいところです。
でもこれもネジの数が多いので、270箇所すべての穴を測って印つけるのは億劫です。
そこでこれも便利なものがあります。
ツーバイフォー(2×4)定規
ツーバイフォー(2×4)定規を使えば、角材に当てるだけでネジ穴の印が付けられるというものです。
木工用ボンド
ドリルやネジでいきなり固定をしようとすると、ズレてしまうことがよくあります。
特に、1人で作っていると、抑えてくれる人もいないので、なかなか苦労します。
そこで、一旦木工用ボンドで仮止めをしておくと、すんなりネジを締めることができます。
木工用ボンドは速乾性のものも値段がさほど変わらないので、速乾性のものを買った方がいいでしょうね。
準備完了!?
さあ、準備が整いました。
コンポストボックス(堆肥コンポスター)を設計し、木材を調達してカットし、塗料も買って、道具も揃えて・・・
あとは1つ1つ組み立てて、塗料を塗る!
ようやくスタートラインに到着!?しました~
ではまず、、コンポストボックス(堆肥コンポスター)を組み立てることにしますことにします。