カマキリを益虫として育てる(アブラ虫、バッタの害虫対策)

バジルも大葉も、アブラ虫とバッタは大好物

一体、誰のために育てているのか?

バジルや大葉を育てていると、そんな気持ちになることがあります。

それは、バッタなどの害虫に食い荒らされた残骸を見る時です。

これは別の野菜ですが、こんな風に、芯以外は全部食べられてしまいます。

ネットをかけても、土の中に産み付けられたバッタの卵が孵化することもあるので、防ぐことができません。

そこで、益虫の登場です。

益虫とは?

益虫とは、栽培をするときに都合の良い虫のことをいいます。

バジルや大葉でいえば、バッタやアブラ虫を食べてくれて駆除してくれるような天敵です。

バッタやアブラ虫は、葉を食べたり汁を吸って苗を弱らせてしまいます。

こういう虫を食べる、肉食系の虫こそが、益虫です。

肉食系の益虫の代表は、

カマキリ

テントウムシ

です。

益虫としてのテントウムシ

テントウムシは、カワイイ姿をしていながら、かなりの肉食です。

テントウムシの成虫は1日に100匹ぐらいのアブラムシを、
幼虫でも1日20匹ぐらい食べます。

テントウムシはアブラムシを食べるほど、卵を産みます。

その卵から幼虫が生まれ、そしてアブラムシを食べます。

こうして、アブラムシをどんどん駆除してくれます。

益虫としてのカマキリ

カマキリの成虫は、かなり大物の虫も食べますし、小さなアブラムシまで食べます。

カマキリの卵からかえった幼虫たちは、アブラムシや蟻などを食べます。

脱皮を繰り返し大きくなるにつれて、バッタを食べるようになります。

青虫なども平気です。

大型であっても、どんどん食べてくれます。

秋の卵から100匹以上のカマキリが誕生

子どもが秋に採ってきたカマキリの卵

ここからカマキリの赤ちゃんがどんどん誕生します。

ちょうど、GWあたりで、雨の翌日の朝が、孵化することが多いようです。

およそ1つの卵から150~200匹は生まれるそうです。

わが家は5つ拾ってきたので、1000匹になるかな・・・・

そんなわけで、これらのカマキリを畑に放出します。

そして、バッタやアブラムシなどをどんどん食べて、バジルや大葉を守ってもらうのです。