ネットを張ると、病害虫は防げるのか?→悪くなることもある
いよいよ夏がやってきます。
バジルがグングン成長してきますよね。
バジルは、放任栽培でも育てることはできますが、出来ることなら整枝(せいし)をし摘心することをオススメします。
これにより、病害虫を防ぎ、葉の収穫量をアップさせることができます。
バジルが虫に食われないようにネットを張ることはとても大切です。
しかし、ネットを張ることで、空気の流れは少し悪くなります。
ネットの分だけ、風通しが悪くなります。
そうなると、やはり湿度の逃げる場所がなくなり、病害虫の発生が高まります。
また、マルチも良いのですが、土の湿度が保たれる分だけ、水分の上昇で湿度が上がる傾向にあります。
ですから、
ネットとマルチをした時には、
通常以上に風通しを意識して、整枝をすることが大切
なのです。
バジルの根元の風通しを良くする
まずは、以下の写真を見て下さい。
このバジル、ネットの中で育っています。
上の葉は虫食いではありませんよね。
下の葉ほど、虫に食べられています。
また、色が茶色になったりしているのも、やはり下の葉です。
つまり、
ネットを張って大きなバッタを防いで、
根元付近にマルチを張って湿度を保っているが、湿度が保たれる分、病害虫の被害を受けている
のです。
ですから、下葉を、思い切って全部取ってしまいます。
こんな風に、下の葉をなくし、スッキリさせることが大切です。
摘芯をして、風通しを良くする
摘芯は、収穫量を上げるために必須なのですが、もう一つの利点は、湿気を逃がす目的があります。
やはり葉が密集すると、その分だけ風通しが悪くなります。
空気が動きませんから、湿度が逃げようにも逃げられなくなります。
ですから、摘芯をして、風通しを良くしてあげます。
摘芯をすれば、一気に開放的になります。
風が通らなくとも、湿度が逃げられる空間ができるので、籠もることはありません。
このようにして、病害虫を防ぐことで、元気なバジルが育つのです。