有機石灰は、酸性土壌のpH調整・改良に使う
有機石灰は、土が酸性になることを防ぐために使われます。
主に、牡蠣など貝の殻を砕いたものです。
石灰とは、カルシウムです。
天然の成分が使われているので、有機という言葉が使われています。
有機石灰は、苦土石灰と違い遅効性です。
苦土石灰は最初に土に混ぜてしばらくは作付け(植える)ことはできませんが、有機石灰なら大丈夫なのです。
苦土石灰は最初に、有機石灰は後からでも大丈夫
有機石灰は貝殻などの有機物を使っているので、酸性土壌をすぐに調整することはできません。
苦土石灰は混ぜてすぐに土壌が改良されますが、有機石灰は時間がかかります。
土壌は徐々に酸化してくるので、最初に苦土石灰で酸性土壌の調整をしていても、いずれ酸性に代わります。
バジルやシソなどのハーブは、酸性土壌を嫌うので、酸性度を低くするために石灰がどうしても必要になります。
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シンワ測定 2012-02-21
後から苦土石灰をまくと即効性はありますが、根にも負担がかかり、最悪枯れてしまいます。
ここで有機石灰を使うと、時間は多少かかりますが、徐々に土の酸度調整が可能になります。
私はコンポストボックスに卵の殻を入れていますが、この卵の殻も有機石灰と同じ効力となります。
苦土石灰は最初だけ使用。
有機石灰から後でも大丈夫(もちろん最初でも大丈夫)
石灰も使い分けていきましょう。