卵の殻は、ガーデニングや栽培で使えるのか?使えないのか?
卵の殻、使い終わったらどうしていますか?
ペットボトルの掃除に使うなど、いろいろと活用方法がありますが、ガーデニングにも使えます。
卵の殻を栽培に使うことに、意味があるとか無いとか、諸説あります。
卵の殻は、溶けないから意味がない
卵の殻は、焼かないと意味がない
卵の殻は、肥料なんかじゃない
卵の殻は、根を傷つけるからむしろ害だ
でも、どう意味があるのか?という目的を考えて使っていけば、卵の殻も活用することができます。
卵の殻に関する諸説への答え
わが家では、卵の殻を砕いて、コンポストに入れています。
他の生ゴミと一緒に入れています。
内側の粘膜を剥がして洗わなければならない!?
卵の殻を畑やガーデニングで使うために、洗って乾かすという話がよくあります。
卵は動物性タンパク質なので、内側の粘膜を剥がして洗わなければならない
でも、その部分で、しょせん、微量です。
この程度のタンパク質が土壌に悪影響を与える意味はありません。
虫が喜びそうなので、土に混ぜてあげることは必要だと思います。
私はコンポストで、微生物に分解してもらっています。
卵の殻が根を傷つける!?
根を傷つけるから細かく砕かなければならない
という不思議な話があります。
ガラスや石で根が傷つくようなものではなく、根が伸びるときに普通は避けます。
無理矢理、土を混ぜれば傷つくでしょうが、そもそもその土をいじることの方が根を傷つけます。
カルシウムは溶けるから細かく砕かなければならない!?
もちろん、細かく砕いたほうがいい面もあるでしょう。
たしかに、長い時間をかけて酸性土壌を改良するために、砕くことで馴染みやすくなります。
カルシウムが、土dえ溶ける/溶けない
の話でいえば、どのくらいの時間が経てば溶けるのか?という点からいうと、正直わかりません。
焼けば溶ける
という話もありますが、焼いた方が溶けるのが早いけれど、焼かないから溶けないというわけでもないでしょう。
昔の卵の殻が残っているから溶けていない?
という話も、昔の大きさがわからないから何ともいえません。
溶けて小さくなっているかもしれません。
私は酸性土壌を改良させるのに、一定の効果があると思っていますので、砕いて使っています。
また、
卵の殻は肥料ではない
という話もありますが、有機石灰の一部と思いますので、石灰は肥料として認識されています。
もちろん、効果は薄いので肥料としての大きな期待には応えられません。
卵の殻はカルシウム以外の利用価値がない!?
私は、卵の殻を、手で割るくらいで使っています。
卵の殻には、無数の穴が空いているので、その穴が土の中に良い影響を与えると思っています。
水持ちや肥料持ち、微生物の生息する場所にもなります。
ですから、卵の殻がそのまま土の中にあっても、それには意味があると思っています。
土壌改良材として見れば、意味があると思っています。
卵の殻は、ガーデニングや栽培に使いましょう
私は、せっかくの卵の殻ですから、使っていくようにしています。
しかもそのまま、雑で良いので、砕いて土に混ぜていいと思います。
(私はコンポストに入れますが)
有機肥料というのは本来、分解が済んでいないと悪影響を与えるといいますが、卵の殻は分解しませんし、そこについている微量のタンパク質も、土壌に影響を与えるほどではありません。
もっと土の世界を信じて、自然に還していく循環に期待して、自然のチカラを楽しんでいくことが大切だと思います。
もちろん、そのまま大量の生ゴミを捨てても、良い効果は得られません。
でも、「こうしなければならない」「こうじゃなきゃダメだ」という義務感で行動されないのはとても残念です。
卵の殻、畑の中できっと良い効果になると思いますよ。