雑草が、雑草対策に変わる!?
雑草に、良いイメージはありませんよね。
雑草といっても、草や花には名前があるのですが、要するに、
都合の悪い草
ということを雑草と呼ぶわけです。
以前の私は、
雑草を見ると、、、、どこか殺気が沸いてくる
そんな自分がいました。
雑草は、
野菜の栄養を、横取りする
害虫を連れてくる
ゴミになる
と、迷惑な存在でした。
でも、雑草には生えてくる理由があります。
そして、その雑草をうまく効果的に
雑草を都合良く、雑草対策に使う
ことに変えていきましょう。
雑草は、全部刈らない ~雑草がないと野菜に虫がつく
雑草を全部刈ると、野菜などに虫が寄ってきます。
え?虫を寄りつかせないために、雑草を刈ったのに・・・
確かに、雑草に虫はやってきます。
もちろん、ボーボーではダメかもしれません。
でも、虫だって、周りに葉や花がなければ、野菜にしか行く場所がありません。
私たちだって、ほとんど店のない田舎にいけば、コンビニが頼りだったりします。
雑草を刈る場所
植物が生えている間際などは、刈った方が良いでしょう。
その周辺も、もちろん良いです。
どの範囲かと言われると困りますが、プランターの中や畝の高い部分などは刈っても良いでしょう。
しかし、それ以外の部分は、多少生えていても大丈夫です。
養分を横取りされるほどの影響もないはずです。
また、畑の周辺などには、花などを植えておくのも良いでしょう。
畑に入る前に、他の花などで満足させてしまえば良いですから。
アブラムシなどは、アブラムシが大好きなものを別の場所に植えて置けば良いです。
雑草は、抜かない ~雑草は刈る
雑草を見ると、ついつい抜いてしまいます。
達成感がありますよね。
根っこが切れると、残念でなりません。
でも、根っこをいくら抜いても、どんどん生えてくるので、イタチゴッコですよね。
でも、根を抜かなくても、雑草が再生しにくい刈り方を覚えれば、全部を抜く必要がないのです。
むしろ、根を抜かないほうが、畑にとっても良いのです。
雑草の上手な刈り方
雑草の生え際の、少し深い部分を刈れば、ほとんどの植物は再生しません。
葉が残ってしまうと、その部分から葉が再生してきます。
ですから、少し深めに刈り取れば、葉が生えてくることはないのです。
また、根はそのままにしておくと、ほとんどの場合、腐ります。
腐ることで、微生物が活性化し、空気と水の通り道が自然にできます。
自然農法などでは耕さないやり方もあるくらいです。
山などの自然の中は、耕さなくとも自然の循環で成り立っていますよね。
根を引っこ抜くのは、達成感でしかありませんから、途中で切れたほうがむしろ良いと思ってみましょう。
雑草は、捨てない ~雑草マルチ
雑草はゴミにしかならない。。。と思いがちです。
でも雑草は、所詮植物ですから、枯れます。
そして枯れたものが腐り、いずれ土に還っていきます。
つまり、雑草は、土の一部で肥料になるのです。
雑草を処分しない方法
雑草を根から抜いてそのままにしておくと、その場所で根を生やしてしまうことがあります。
根を切っておけばほとんどの雑草は枯れることになります。
その雑草ですが、肥料になる以外にも季節を問わず利用できるのが、マルチの代わりです。
マルチとは、夏には水分が蒸発してしまうことを防ぐ保湿対策、
そして日陰をつくり雑草対策にもなります。冬は土の保温の役割をします。
ですから、雑草を土の上を覆っておくだけで、そうした土の保温対策に効果があるのです。
特に夏は雑草が多いので、そうした草を野菜などの根元に集めておけば、土の水分蒸発を防げます。
心配であれば、少し乾燥させてから使っても良いでしょう。
その草は、いずれ土に還るので、畑にも地球にも優しいのです。
実のなる野菜などは黒マルチなどで覆ったほうが良いですが、そうでない場合には、ぜひ、雑草マルチで夏を乗り切ってみましょう。
雑草とうまくつきあう
大きな成長した雑草は、なかなか土に還すことができません。
ですから、できれば、雑草は小さなうちから少しづつ刈り取るのが良いです。
小さいうちは、葉も茎も柔らかいので、土に還りやすいです。
大きくなってしまうと固くなり、しかも、花が咲いて種ができてしまうと更に増えてしまいます。
大きくなったら、一度干して乾燥させて細かく砕けるものを落とし、処分しましょう。
雑草の対策は、永遠の課題です。
雑草に怒りをもっても、雑草は生きる目的で生えてきます。
雑草にそうした感情を持ち込むのは、全く意味がありません。笑
ですから、雑草とうまくつきあって、快適な畑ライフを過ごしていきましょう。