ファイトケミカル(抗酸化作用)

ファイトケミカルとは?

ファイトケミカル

最近よく聞くようになったファイトケミカル

ファイトケミカルは、抗酸化作用があり若返りの成分などとも言われますが、ポリフェノールやリコピンなどは聞いたことがある人も多いと思います。

これまではあまり注目されず無視されていた部分に、新しい栄養や良い作用があるという研究が進んでいます。

栄養にもいろいろな歴史があります。

ビタミン・ミネラル・脂質。
これらは3大栄養素と言われ、とても一般的ですね。

そして糖質・たんぱく質を加えたものが5大栄養素。
さらに最近では、食物繊維を加え6大栄養素なんていう呼ばれ方もします。

そしてファイトケミカルが、抗酸化成分として7番目の栄養素として注目されています。

バジルと大葉に含まれているファイトケミカル

ファイトケミカルは1万種類以上もあると言われています。大きく次の6つに分類されます。

■フラボノイド系(ポリフェノールなど)
■有機硫黄化合物系
■カロテノイド系
■糖関連物質系
■アミノ酸関連物質系
■辛味成分系

いろいろな植物に入っていますが、このサイトのバジルや大葉に注目をします。

バジルや大葉には、βカロテンが多く含まれていますが、これはカロテノイド系のファイトケミカルです。

β−カロテンはビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などに作用し免疫力を高めて健康を保つ作用があるといわれています。

ガンや動脈硬化などを引き起こす有害な活性酸素から身体を守ってくれる抗酸化作用があり、アメリカの国立ガン研究所では、がん予防のための植物リストにも入っています。

また、大葉が花粉症などのアレルギーに効くということを聞いたことがあるかもしれません。

これはフラボノイド系のファイトケミカルであるルテオリンが含まれているためで、フラボノイドの中で最も強い抗アレルギー・抗炎症作用があるので、花粉症だけでなく、喘息やアトピー性皮膚炎などの症状を抑えるとも言われています。

ファイトケミカルをたくさん摂ろう

ファイトケミカルにはまだまだ未知な部分がたくさんありますが、これまでの考え方を大きく変える、新しい栄養成分です。

ただし、特定のファイトケミカルを集中的に摂ることはあまりよくありません。

たとえば、ファイトケミカルの中にも水溶性や脂溶性があり、β−カロテンのカロテノイド系は脂溶性であり、ポリフェノールなどの水溶性のものと一緒に摂ることで効果が発揮されるとも言われています。
(大葉には両方含まれているんです!)

つまり、サプリメントなどで特定のファイトケミカル物質を摂るのではなく、いろいろな野菜や果物などと一緒に摂ることで、ファイトケミカルが活きてくるのだといえるでしょう。

バジルや大葉をいろいろな料理やレシピでアレンジして、たくさん摂っていくようにしましょう。

いろいろなファイトケミカル情報

ファイトケミカルは、バジルや大葉だけに含まれるものではありません。
ぜひいろいろな食材で摂っていきましょう。

また、ファイトケミカルは、まだ最近注目されている栄養素です。
ですから、様々なレシピや情報、本やサプリメントまで様々なものがありますので、ぜひいろいろと見て自分なりのファイトケミカルへの考えを持つことが大切だと思います。

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