万能!?な重曹
重曹の使い道というのはいろいろありますね。
お菓子作りなどで膨張剤で使ったり、水に溶かして洗剤のように使ったり、お風呂に入れて中和させたり。
そして、バジルや大葉(青じそ)などのハーブを育てるためには、土をアルカリ性にする必要があります。
ですから、重曹が水に溶けるとアルカリ性になることから、これを土に使えないか?と考えてしまいがちです。
重曹は土をアルカリ性にできるか?
たしかに、重曹を土に混ぜるとアルカリ性に代わります。
しかし同時に、重曹に含まれているナトリウムも溶け出し、土を塩化させます。
塩害とう言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、たとえば、海水に浸された土のように、土に塩分が混じってしまい、作物が育たなくなってしまうことがあります。
これと同じように、重曹を土に混ぜてアルカリ性にしようということは、同時に塩を混ぜていることにもなるのです。
これによって、バジルや大葉(青じそ)は水を吸収することができなくなり、枯れてしまいます。
一般的には、アルカリ性にするために苦土石灰を使います。
重曹ガーデニングということを書かれている記事もありますが、トマト栽培のように植物の給水を妨げたほうが良い(水っぽくなく甘くなるらしい)場合には考えられますが、一般的には重曹を土に混ぜることは絶対に避けたほうが良いでしょう。